君に捧げるアイラブユー
振られるかもしれない。でもちゃんと好きだと伝えて、それで終わるつもりだった。
笑って終わりたかった。ありがとうって言いたかった。でも無理だった。
だって東は、本気で私が別の人を好きだと思っていたから。私がどれだけ好きだったか。どれだけ東だけを見てきたか。何も伝わっていなかったから。
「……1年のときからずっと……東だけが好きだった…!」
言ってしまった。ついに。ずっと胸の奥に閉じ込めていた言葉を。
何度も飲み込んで、諦めようとして、それでも消えなかった言葉を。
好きだった。ずっと。
最初から。東だけだった。
好き、と初めて口にした瞬間、胸の奥で押さえ込んでいた感情が一気に溢れ出してくる。
苦しい。嬉しい。悲しい。悔しい。全部ぐちゃぐちゃになって押し寄せてくる。
視界が滲む。涙で東の顔がぼやける。
それでも見えた東は、困惑したように目を見開いていた。
……ああ。本当に。本当に北見のことを好きだと思っていたんだ。
全部、何も伝わっていなかったんだ。