新着のチェーンメールが届きました。
人数が多いため、二部屋用意してもらった。


私は美琴と一緒に、茜がいる部屋を選んだ。


美琴とは一緒に部屋に入ると、茜は目を丸くして驚いていた。


「美琴!?」


「茜!」


二人は久しぶりに再開できて嬉しそうだった。


後から聞いた話だと、どうやら茜は美琴が帰ってきたことを知らなかったみたいだ。


久しぶりに美琴に会えたということもあり、茜のテンションはいつもより高かった。


たくさん話したり歌ったり…。


テストの疲れが吹っ飛んでいった。


しばらく順番に歌っていたが、だんだんとみんな歌い疲れてきた。


そして、円になって雑談をしていた。


最初は学校での出来事や最近のテストについて話していたが、コロコロと話題は変わり、チェーンメールの話になった。


「チェーンメールってさ、みんなぶっちゃけ信じる派?」


茜の質問に対して、順番に答えていく。


「私は少し信じてるかなー」


「うちは信じてないね」


信じてる人と信じてない人が、ちょうど半分だった。


なぜ信じてるのか、なぜ信じていないのか、話し合いが行われて盛り上がる中、美琴がこんなことを言い出した。


「ねぇねぇ、チェーンメールに誰かの名前を入れて作ってみない?」


その意味を理解できず、みんな首を傾げている。


それを見た美琴は言葉を続けた。


「つまり誰かの名前を使って書いた時、名前を使われた人に何か変化が起きれば成功、起きなければ失敗みたいな」


その説明を聞いて、みんなが納得したように頷いた。


「問題は誰の名前を使うかと、幸運を呼ぶ方か呪いの方、どっちで書くかだね!」


そう言う茜は、美琴に賛成みたいだ。


「楽しそうだね!やってみようよ!」


「うんうん、いいと思う」


「やろやろ!」


この場にいる全員に賛成してもらい、美琴は嬉しそうだ。


「じゃあまず、幸運を呼ぶ方か呪い、どっちにする?」


案を出したのは美琴なのに、茜が仕切る。


「幸運の方だとあまり変化が見られなさそうだから、呪いの方にしようよ!」


私がそう言うと、これもまたみんなが賛成してくれた。


「じゃあ問題は誰の名前を使うかだね」


チェーンメールを信じている人ならまだしも、信じていない人ですら手を挙げない。


呪われるのが嫌なのはみんな同じだ。


「どうせ呪われないんだからさ、誰か手挙げてよ」


この状況に見兼ねた茜が言った。
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