新着のチェーンメールが届きました。
「そんなこと言うなら茜の名前使えばいいじゃん」


「そうだ!それでいいんじゃない?」


誰かの言葉に、みんなが賛成した。


茜は一瞬戸惑っていたが、


「まあいいよ」


すぐにオッケーを出してくれた。


「でも、あまり危険なことは書かないでよ?」


「もちろん!」


私たちは危険なことは書かないと約束して、茜の名前を使うことにした。


「じゃあチェーンメールは私が書くよ!」


"近藤"と書かれたジャージを着ている女の子が言った。


「じゃあ任せた!」


チェーンメールは近藤さんに任せることにした。


そして私は近藤さんと連絡先を交換し、今日は解散になった。


帰り道、家の方向が同じ茜と美琴と私の三人で喋りながら歩いていた。


「今日は楽しかったね!」


カラオケにいる間、美琴と茜はずっとくっついていた。


「久しぶりに茜に会えて嬉しかったよ」


「私も嬉しかった!」


そんな話をする二人の後ろを、私がついて行く。


前まで私にべったりだった茜だが、やっぱり私は美琴には敵わなかった。


「じゃあまた明日!」


三つの分かれ道で、私たちは別れた。


「ただいまー」


玄関を開けるとリビングからハンバーグのいい匂い。


「おかえり。遅かったね」


「久しぶりに茜たちとカラオケ行ってきたの」


私は今日の学校での出来事や、カラオケでの話をお母さんに聞かせていた。


「そういえば、美琴帰ってきたよ!」


私からそれを聞いたお母さんは、目を輝かせていた。


「本当に!?またうちでご飯でも食べようって誘っておいて。茜ちゃんも一緒にね」


美琴は私のお母さんの料理が好きで、いつも褒めている。


それがお母さんにとって嬉しいのだろう。


私は「うん。わかった」と返事をして、今度はお母さんの今日の出来事を聞いていた。





ご飯とお風呂を済ませ、部屋のベッドでリラックスタイムが始まった。


そういえば近藤さんは、どんな内容のチェーンメールを書くのだろうか。


気になった私は聞いてみようと、今日繋いだ近藤さんの連絡先を開こうとした。


すると、一件の通知が来た。


どうやら私は、グループチャットに招待されたようだ。


そのグループには、今日同じ部屋だった茜以外の人が招待されていて、グループ名は『チェーンメール作成グループ』となっていた。


『(若菜)みんな!急に追加してごめんね。やっぱり私一人じゃ思いつかないから、みんなにも協力してほしいな』


その文章に対して、私はすぐに返事をした。


『(愛梨)もちろん!一緒に考えよ!』


しばらくして、次々にみんながチャットに浮上し始めた。


『(若菜)みんな反応ありがとう!今から通話で話し合いたいと思うんだけどいける?』


『(美琴)私はいけるよ!』


『(智乃)うちもオッケー』


『(花奈)私もいいよ!』


後は寝るだけだし、私も参加できそうだ。


『(愛梨)私も参加できるよ』


みんな参加できるということで、早速通話が始まった。
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