【完結】Blackberry

24 彼氏更生計画

私は、デートでの燐牙さんの迷惑行為に参っていた。

「梨紗、今日こそヤるぞ!」

「野蛮な人とはしたくありませんッ!」

「な、な、なんだよ、野蛮って…!?」

「良いですか?

公共の場で怒鳴ってはいけません!
お金で解決しようとしない!
名前を呼ばれたら返事をする!
暴力で解決してもダメ!

分かりますか?
これが常識なんです!
燐牙さんは…

《《彼氏不合格》》です!」

私ははっきりとそう言った。

「か、か、彼氏…不合格…!?」

彼はかなりショックを受けているようだ。
ドーベルマンがしょぼんとしているみたいで、かなり可愛い。

だけど、そこで甘くしちゃダメだ!

「私と一緒に勉強していきましょうね?」

「お、おぅ…
セックスは…?」

「ナシです!」

さらにしょんぼりする燐牙さん。
ま、たまにはね。

そして、別々のベッドで眠りについた。

♦︎♦︎♦︎

「おはよう、燐牙さん…」

「おっぱいの夢見た…」

「朝からいやらしい事言わないでください!」

「お、お前がヤラせないからだろっ!」

「人を性欲の捌け口にしないで下さい!」

「チッ!
偉そーに!」

燐牙さんはかなりご機嫌斜めのようだ。

「今日はデート練習に行きましょう。」

「はぁ?
何だよ、それ?
練習なんかしなくても俺はばっちり…」

「しますよね、練習!?」

「…します。」

「よろしい。
では、今日のテーマは、"2人で初めての料理に挑戦"です!」

「どこがデートなんだよ?」

「分かってないですねぇ。
お買い物に行く所からスタートです!」

「ま、まじか…
そんなのうちの若い衆に…」

「だから、ヤクザ感出さないでください!」

「分かったよ。
行けば良いんだろ。」

燐牙さんは折れた。

そして、燐牙さんの運転するレクサスでスーパーに向かう事に。

「おい、そっちはボロボロのスーパーだぞ?
自動レジもあるかどうか…」

「あら?
こういうスーパーの方が安いのよ?」

私は曲がれと指示する。

「マジかよ…」

言いながら、燐牙さんはウィンカーを上げた。

「カゴって消毒してあるのかよ…?

って、おいっ、お前!
俺が先にカゴ取ってんだろーが!
こういう時は、一歩下がってどうぞ、だろうが!
あぁ?
なめてんのか、俺を!?」

いきなり息巻く燐牙さん。

もうっ!
いきなり0点じゃないの!

私は燐牙さんの耳を引っ張って店内に入る。

「イテテテテテテ!
イテーよ!
悪かったって!」

「二度と怒鳴らないで下さい!」

「…分かった…」

落ち込んでるようだ。

全く目を離すとすぐこうなんだから!

「えーと、付け合わせのトマトはどっちが良いかなぁ?」

私がトマトを選んでいると…
おばちゃんが奪って行った。

「テメェ!
俺の梨紗が選んでるのが見えねーのか!
目ぇくり抜くぞ!
あ"ぁ"!?
置いてけ、ババア!
トマトを置いてけぇぇ!!!」
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