【完結】Blackberry
マフィア

35 平和な日々

その日、海勝会との抗争は鬼千会の完全勝利に終わった為、平和な日々が訪れた。

燐牙さんと私はその日、遊園地デートに行くことにした。

彼氏更生計画の一部であるが、彼氏ノートがある事以外は彼は知らない。
私は彼氏ノートをカバンに忍ばせて、遊園地へ向かった。

「さぁ、どれから乗る?
絶叫系大丈夫なのか?」

「うーん、ある程度は…」

「よし、あれ乗ろうぜ!
あのうさぎのジェットコースター!」

そう言って燐牙さんは子供のように私の手を引っ張って走った。

うさぎのジェットコースターは混んでいた。

多分、1時間待ちくらい。

「ちんたらちんたら進んでんじゃねーよ!!!
おらっ!
道を開けろぉぉぉぉ!」

燐牙さんが前の男の人のお尻を蹴り上げた。

「ダメよ!
燐牙さん!
順番は守らないと!」

「だって、日が暮れるじゃねーか!」

「仕方ないでしょ!
マイナス50点!」

「あっ…!
彼氏ノート!?
お、おまっ、ズルいぞ!
それがあるなら早く言えよ!」

「燐牙さんが暴走するからデショ!」

「うーん…
あ、悪りぃな。
ケツ大丈夫か…?」

燐牙さんが周りの人に謝った。

うーん、プラス10点かな…?

その後、うさぎのジェットコースターに無事に乗り、私たちは絶叫した。

「あー、楽しかったよな!」

「うん!
あ、お化け屋敷あるよ!?」

「え…
お化け…屋敷…?」

顔が固まる燐牙さん。

「まさか、燐牙さん、怖いの?笑」

「な、な、な訳無いだろぉ…!」

「じゃ、入りましょう!」

「お、おい、梨紗、怖くて泣いたって知らねーぞ…?」

「燐牙さん、やっぱり怖いんだ!」

私はお腹を抱えて笑う。

「う、うるせーーー!
あ、メリーゴーランドあるぞ!」

「乗ろう!」

まぁ、お化け屋敷は勘弁してあげるか。笑

私たちはメリーゴーランドに乗って写真を撮りまくった。

「ちょ、トイレ行ってくるわ。」

燐牙さんが言う。

「分かった、ここで待ってるね。」

そして、そこに立っていると…

外国人観光客らしき人が話しかけてきた。

『お前、一ノ瀬の女か?』

え…?
英語か何かで言われて、何を言っているかわからない。

『一ノ瀬を知っているか?と聞いている。』

「わ、わ、わっと!?」

『とりあえず、連れて行くか?』
『人違いかもしれないだろ。』

『おい、てめーら何の用だ!』

燐牙さんが戻ってきた。

『い、いや、道を聞いただけだよ。
失礼。』

そして、外国人は去って行った。

「燐牙さん…?
今の人たち?」

「あ、あぁ、道を聞いただけだとよ。
気にするな。」

燐牙さんはそう言ったけど、目は鋭かった。

その後、レストランであまり美味しく無い昼食を食べた。
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