匿名の、君へ。
匿名の君との、出会い。
私は佐藤結花。
どこにでもいるただの高校二年生。
—でもね、あの日から、あの時から、私は変わってしまったんだ…!
あれは、梅雨の時期の事だった。
だんだんクラスにみんなが慣れ親しんだころ。
クラスの中心、今も大勢の男子に囲まれている田中陽樹が、
スマホを見ながら言った。
「なあなあ、このサイト、めちゃめちゃ楽しいぞー」
もちろん、イケメンに目がない一軍女子たちはすぐに寄ってくる。
その中でもリーダー格の、青木苺愛(いちあって読むよ!)が言った。
「…はるきくんっ!なんてサイト?」
そう。青木苺愛は、田中陽樹が好きなのだ。
見ているだけでわかる。
…陰キャの私でも。
そして田中陽樹は言った。
「「れっつ!チャット」だよ。通称、「れっちゃ」。匿名の誰かといつでも会話できるんだ」
「えーっそうなんだ!やってみる!教えてくれてありがとっ!はるきくんっ!」
青木苺愛は、いつも語尾に「っ!」が付いている気がする。
そして男の子はそんな青木苺愛にメロメロだ。
たまに、好きって言っているところを目撃したりする…。
ーしばらくして。
「…!できたっ!」
青木苺愛が、サイトの登録を終えたようだ。
そして、取り巻きの一軍女子だけでなく、
男子含めたクラスのほぼ全員がその登録をしている。
わたしだって、 一人は好きだけど、少しはクラスの子になりたい。
私も、やってみようかな…?
うん、とりあえずやってみよう!
そんな感じで、わたしは「れっちゃ」の登録をした…。
ー放課後。
お料理研究サークルの活動が終わり、家に帰った。
ベットの上で、そういえば、とれっちゃを開く。
説明をみると、
<同時にタップした人とチャットが開始します>
と記してあった。さらに、
<ここでの会話はすべて監視しています。嫌がらせなど、相手が不快になる行為をする方は即追放しますので、ご安心ください。自分が不快になった場合は、相手とのチャットを終了させることもできます。ここでの一つのチャットの制限は3か月です。3か月を超えると消滅します>
とも書いてある。
…安心だね!嫌がらせだけが懸念点だったから。
よしやってみよう!
どこにでもいるただの高校二年生。
—でもね、あの日から、あの時から、私は変わってしまったんだ…!
あれは、梅雨の時期の事だった。
だんだんクラスにみんなが慣れ親しんだころ。
クラスの中心、今も大勢の男子に囲まれている田中陽樹が、
スマホを見ながら言った。
「なあなあ、このサイト、めちゃめちゃ楽しいぞー」
もちろん、イケメンに目がない一軍女子たちはすぐに寄ってくる。
その中でもリーダー格の、青木苺愛(いちあって読むよ!)が言った。
「…はるきくんっ!なんてサイト?」
そう。青木苺愛は、田中陽樹が好きなのだ。
見ているだけでわかる。
…陰キャの私でも。
そして田中陽樹は言った。
「「れっつ!チャット」だよ。通称、「れっちゃ」。匿名の誰かといつでも会話できるんだ」
「えーっそうなんだ!やってみる!教えてくれてありがとっ!はるきくんっ!」
青木苺愛は、いつも語尾に「っ!」が付いている気がする。
そして男の子はそんな青木苺愛にメロメロだ。
たまに、好きって言っているところを目撃したりする…。
ーしばらくして。
「…!できたっ!」
青木苺愛が、サイトの登録を終えたようだ。
そして、取り巻きの一軍女子だけでなく、
男子含めたクラスのほぼ全員がその登録をしている。
わたしだって、 一人は好きだけど、少しはクラスの子になりたい。
私も、やってみようかな…?
うん、とりあえずやってみよう!
そんな感じで、わたしは「れっちゃ」の登録をした…。
ー放課後。
お料理研究サークルの活動が終わり、家に帰った。
ベットの上で、そういえば、とれっちゃを開く。
説明をみると、
<同時にタップした人とチャットが開始します>
と記してあった。さらに、
<ここでの会話はすべて監視しています。嫌がらせなど、相手が不快になる行為をする方は即追放しますので、ご安心ください。自分が不快になった場合は、相手とのチャットを終了させることもできます。ここでの一つのチャットの制限は3か月です。3か月を超えると消滅します>
とも書いてある。
…安心だね!嫌がらせだけが懸念点だったから。
よしやってみよう!

