最愛の灯を吹き消す頃に。
ちょっと大胆な発言しちゃったかなって焦っている私をちーくんはジッと見つめてくる。

「ニーナ」

「はい」

「ずるい聞き方してもいい?」

「どんな?」

「命の約束だけで俺と居るんじゃないよね」

「それって…」

「ニーナは特別だよ。生殺与奪のことも、女の子としても」

「私だって特別だよ」

「俺ずるいからさ、恋愛してる暇なんかないって言いながら、もしニーナが他の男にときめいたりなんかしちゃったらきっと殺したくなっちゃうの、そいつのこと」

「そんな物騒な!そんな人居ないから、そんなこと言っちゃだめ」

「独占したいって言ってるんだよニーナのこと。俺は自己中に自分のことを優先してるくせにニーナにはちゃんと俺のこと見てて欲しい。今はわがまま言っちゃうけど。ニーナのためにも絶対に傑作を書くから」

「傑作は、ちーくんのために書いてよ」

「俺のために?」

「ちゃんと生きてきたちーくんのために。心臓は私が守ってあげるから」
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