最愛の灯を吹き消す頃に。
「それでね、ぜーんぶのモチベが無くなっちゃったの」

「でもせっかく頑張ったのに」

「何かに反抗したくなっちゃったの」

「したって先輩には伝わらないのに…。成績まで落ちちゃうんだよ」

「ちょっと粋じゃない?」

「どういうこと」

「全然知らないところで恋をされて、自分は気づかないうちに散っていくの。でもその子にとっては結構本気だった。だから誰にも知られないけれど神様くらいには知ってて欲しくなった」

「神様って?」

「神様は神様よ」

「壮大だなぁ」

「ロマンがあるでしょ」

「ロマンねぇ。でも成績を賭けて反抗したいほど推してたことは伝わった」

「でしょ」
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