最愛の灯を吹き消す頃に。
食べ終わったアイスの棒を魔法のステッキみたいにくるんっと振ったさゆみはなぜか楽しそうだった。
「また推しができたら教えてよ」
「はあい」
「じゃあね、さゆみ」
「うん。気をつけてねー」
橋でばいばいして、私達はそれぞれの方向へと歩き出した。
夏休みが明ける少し前からちーくんはますます小説に集中するようになった。
居てくれるだけでいいのになんて言ってくれるけれど、そこに居られるとやっぱり気にはなるだろうから会う頻度は減っていた。
今日も親友くんと電話する約束をしているからともう帰ってしまった。
本当は少し寂しい。
いや、結構寂しいかもしれない。
でも小説のことで頭がいっぱいのちーくんはキラキラと心臓の灯を燃やしているから、ちーくんが楽しいのなら私もそのほうが嬉しいのかもしれない。
「また推しができたら教えてよ」
「はあい」
「じゃあね、さゆみ」
「うん。気をつけてねー」
橋でばいばいして、私達はそれぞれの方向へと歩き出した。
夏休みが明ける少し前からちーくんはますます小説に集中するようになった。
居てくれるだけでいいのになんて言ってくれるけれど、そこに居られるとやっぱり気にはなるだろうから会う頻度は減っていた。
今日も親友くんと電話する約束をしているからともう帰ってしまった。
本当は少し寂しい。
いや、結構寂しいかもしれない。
でも小説のことで頭がいっぱいのちーくんはキラキラと心臓の灯を燃やしているから、ちーくんが楽しいのなら私もそのほうが嬉しいのかもしれない。