最愛の灯を吹き消す頃に。
私の席は窓側の一番後ろで、クラスの人数が三十五名と奇数だから、隣が空席になっていて空っぽだった。
美術や英語とか、隣同士でペアになって作業やコミュニケーショを取る授業の時は一人だけ余ってしまうから先生とペアを組むことになる。
だから四月からこの席は「独房」って呼ばれていた。
「新凪ちゃん独房卒業じゃーん」
「やったあ」
「何よ、独房って」
九条先生の言葉にみんなクスクス笑いながら「内緒でーす」って言った。
元宮契が机を運んできて「よろしくね」って微笑みかけてくる。
私の視線はずっと彼にロックオンしているけれど顔を見ることはできないまま「うん」って言った。
美術や英語とか、隣同士でペアになって作業やコミュニケーショを取る授業の時は一人だけ余ってしまうから先生とペアを組むことになる。
だから四月からこの席は「独房」って呼ばれていた。
「新凪ちゃん独房卒業じゃーん」
「やったあ」
「何よ、独房って」
九条先生の言葉にみんなクスクス笑いながら「内緒でーす」って言った。
元宮契が机を運んできて「よろしくね」って微笑みかけてくる。
私の視線はずっと彼にロックオンしているけれど顔を見ることはできないまま「うん」って言った。