最愛の灯を吹き消す頃に。
穏やかに毎日が過ぎていった。
パソコンの件があってから、ちーくんもなんとなく気持ちに踏ん切りがついたのか、お母さんとは自ら距離を置くようになった。

完全に見限ったわけではないと思う。
「もう少し気持ち的にも成長できたら頑張って話してみるよ」って言っていたから。

ちーくんが背負っている現実は、中学生の背中にはあまりにも大きくて重い。

だけど今は一人じゃないよって、ちーくんが笑ってくれるなら何度でも伝え続けよう。

エマちゃんのことは相変わらず可愛がっている。

今はエマちゃんが一人でマンションを出てしまわないように私がちーくんのおうちに遊びに行くことが多くなった。

エマちゃんも懐いてくれていて、妹ができたみたいで可愛い。
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