最愛の灯を吹き消す頃に。
パソコンを取ってくると言うちーくんと坂の前で別れた。
今日は公園にエマちゃんの姿は見当たらなかった。
ちーくんも心無しかホッとしているような表情に見えた。

十分くらいしてインターホンが鳴った。
まだリビングに居た私はすぐに玄関のドアを開けた。

「早かったね」

「だらだらうちに居てもしょうがないから」

「エマちゃんはおうちに居た?」

「居たよ。母さんとケーキ食べてた」

「そっか」

「今日は父さんの帰りも早いんだってさ。だから夕飯、気合い入れるとか言ってた」

「そっかぁ。じゃあちーくんも早く帰らなきゃね」

「俺は別に食べたい時に食べればいいから。あ、でもニーナの親が帰ってくるまでにはちゃんと帰るから!」

「いいよ、気にしなくて。ってかごめん玄関で。上がって」

「お邪魔します」
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