最愛の灯を吹き消す頃に。
車に乗り込んで、四人同時にふぅーっと長く息を吐いた。
「新凪」
「ひゃいっ!?」
何を言われるのだろうと緊張していたらお母さんに不意に名前を呼ばれて変な声が出てしまった。
「落ち着けよ」
隣で苦笑するお兄ちゃん。
さすがに恥ずかしいかも。
「新凪、ちゃんと話そうか」
「話すって、今日のこと?」
「そのこともだけど、あなた自身のことよ」
「私のことって」
「あなたはまだ、見えてるのね」
お母さんは前を向いたまま静かに言った。
バックミラー越しにお父さんと目が合った。
「見えてるって何が」
「もう誤魔化さないで…隠さなくていいんだよ」
バックミラー越しに私を見つめたままお父さんが言って、そっと視線を外に向けた。
「新凪」
「ひゃいっ!?」
何を言われるのだろうと緊張していたらお母さんに不意に名前を呼ばれて変な声が出てしまった。
「落ち着けよ」
隣で苦笑するお兄ちゃん。
さすがに恥ずかしいかも。
「新凪、ちゃんと話そうか」
「話すって、今日のこと?」
「そのこともだけど、あなた自身のことよ」
「私のことって」
「あなたはまだ、見えてるのね」
お母さんは前を向いたまま静かに言った。
バックミラー越しにお父さんと目が合った。
「見えてるって何が」
「もう誤魔化さないで…隠さなくていいんだよ」
バックミラー越しに私を見つめたままお父さんが言って、そっと視線を外に向けた。