最愛の灯を吹き消す頃に。
「お前さ、ガキの頃言ってたことあっただろ。友達の誰々が怪我をしそうとか芸能人のことまで。俳優が亡くなることを予言したこともあった」

ドク、ドクと鼓動が少しずつ速くなっていく。
今更誤魔化すための言い訳なんて浮かんでこない。
言い訳をしてしまったら今日のことを説明できなくなってしまう。
私にはもう逃げ道は残されていなかった。

「異質でごめんなさい」

「異質?」

お母さんの声はずっと落ち着いている。
怒っているのでも、悲しんでいるのでもない。
母親としての冷静さが感じられた。

「あの時思ったの。みんなからちょっとずつ距離を置かれてる。私が異質だから怖いんだって。私ね、どう足掻いても見えちゃうの。今もはっきりと…。だから今日だって放っておくことができなかった」
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