最愛の灯を吹き消す頃に。
「新凪。ちゃんと話さなきゃいけなかったね。父さん達な、お前が抱える問題…って言うのかな、これは。その体質というか、それを受け入れるにはあまりにも非現実的過ぎたんだ」
「分かるよ」
「どれだけ否定したくても新凪は確実にその力を持っていて、医療や公共機関に助けを求めるわけにもいかない。どうすればいいか分からなかった。どうしようどうしようってお前以外の家族みんなで右往左往しているうちに、とにかく″そういう発言″をやめさせるべきだ。そのためには″そんなこと言ってたら周りとの隔たりができるぞ″って、態度で示してしまったんだよ」
「私が感じてた壁のこと?」
「そうね。苦しんでいたのはあなたなのにあなただけを省いた私達だけで悩んで、あなたの言葉を聞かないままシャットアウトしたの。これは…」
言葉に詰まったお母さんから引き継ぐようにお兄ちゃんが「家族からの断罪と同じだな」って苦しそうに言った。
「分かるよ」
「どれだけ否定したくても新凪は確実にその力を持っていて、医療や公共機関に助けを求めるわけにもいかない。どうすればいいか分からなかった。どうしようどうしようってお前以外の家族みんなで右往左往しているうちに、とにかく″そういう発言″をやめさせるべきだ。そのためには″そんなこと言ってたら周りとの隔たりができるぞ″って、態度で示してしまったんだよ」
「私が感じてた壁のこと?」
「そうね。苦しんでいたのはあなたなのにあなただけを省いた私達だけで悩んで、あなたの言葉を聞かないままシャットアウトしたの。これは…」
言葉に詰まったお母さんから引き継ぐようにお兄ちゃんが「家族からの断罪と同じだな」って苦しそうに言った。