最愛の灯を吹き消す頃に。
「また予言したの」

佐々木さんの隣に立っていた親友ちゃんが怒っているような表情で言った。

「予言って…そんなんじゃないってば」

「こんなこと多すぎない?」

「あのおばあちゃん、あんまり目が見えてないみたいだったんだよ!雨も降り出してたし実際視界も悪かったの。信号が変わってるのに横断歩道渡ろうとしちゃってたから…私も咄嗟のことだったんだよ!」

「別に真中さん悪くなくない?人の命を助けたのに佐々木さん達は何が気に入らないの?」

桑原さんだ。

預言者だ、超能力者だなんてクラスメイト達が騒いでいる中で、桑原さんは明るいブラウンの髪の毛を人差し指でクルクルとイジりながらつまらなそうに言った。

「気に入らないとかじゃなくて!私もこの前なんともなかったのに新凪ちゃんに具合悪いのかって聞かれた途端に胃腸炎になったんだよ。こういう時、いつも近くに新凪ちゃんが居るから!さすがにおかしくない!?」
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