【完結】Dressyに恋をして

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東雲君はまぁ良い子だけど、弟にしか思えないし…」

「一回首絞めて良い?」

「だから、なんでよっ!」

「羨ましいからよっ!」

美佳はタンを焼きながら、紙エプロンを付け、そう言った。

「だから、どこがよ…
アンタはイケメンなら、何でも良いワケ?」

「当然!
イケメンは正義よ!」

美佳は言って焼き上がったタンを食べる。

私もタンを食べる機会を逃すまいと箸を運んだ。

「もう、頭痛くって…」

「私だったらぁ?
うーん、東雲君はペットとして飼って、社長はセフレにするなぁ♡」

「アンタに聞いたのが間違いだったわ…」

「で?」

「でって?」

「決まってんじゃない!
どっちが好きなのか、よ!」

美佳はビールジョッキをテーブルに軽く叩いて言う。

「いや、どっちも…
何とも…」

私には過去のトラウマがあった。
それ以来恋愛するのが、めっきり怖くなってしまったのだ。

「はぁ?
二兎追わないってわけ?
ねぇ、真奈が誰とも付き合わない理由って何なの?
それだけ美人でさぁ…
言い寄る男も多いじゃない?
私の次に!」

「はいはい。
美佳の次にね。」

「何よ、理由は教えてくれないわけ?」

「今は言いたく無い。」

「…ふぅん?
でも、社長かぁ。
そう言う目で見たこと無いけど、物件としては申し分無いわよね。
東雲君も、知ってた?
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