【完結】Dressyに恋をして
51
side東雲秋
CdBDの取り組みもとりあえずの成功を収めたその頃、俺はButterfly Men’s(以下BMと略す)の、リーダーに大出世していた。
BMは、Butterfly社始まって以来の試みで、ずっとレディース物しか取り扱っていなかった我が社が、初のメンズ物の店を立ち上げる、という物だった。
BMのメンバーは、俺・東雲秋しののめしゅう、水野誠みずのまこと、神崎美佳かんざきみか、斉藤和也さいとうかずや、安田圭吾やすだけいご、三上海みかみかい、の計6名だった。
ほとんどが男だが、紅一点神崎さんが入っている。
それは、女性視点でのセンスも必要だろう、という社長の考えを反映しての物だった。
俺と水野さん以外の男は、神崎さんにメロメロで、いつも紅一点の彼女はチヤホヤされていた。
だが、彼女は誰とも付き合おうとはしなかった。
俺は知っていた。
彼女、神崎美佳の視線の先に、九条社長がいつも居る事を…
そんな彼女とテナントの視察で、出向する機会があった。
時間が余ったので、そこらへんのファミレスで食事した。
「ねぇ、東雲君って、真奈の事が好きなんでしょう?」
真奈とは、江波先輩の下の名前だ。
小悪魔な笑顔をぶら下げて聞いてくる彼女に、俺は「さぁ?」とはぐらかした。
「神崎さんこそ、本当は九条社長が好きなんでしょう?
CdBDの取り組みもとりあえずの成功を収めたその頃、俺はButterfly Men’s(以下BMと略す)の、リーダーに大出世していた。
BMは、Butterfly社始まって以来の試みで、ずっとレディース物しか取り扱っていなかった我が社が、初のメンズ物の店を立ち上げる、という物だった。
BMのメンバーは、俺・東雲秋しののめしゅう、水野誠みずのまこと、神崎美佳かんざきみか、斉藤和也さいとうかずや、安田圭吾やすだけいご、三上海みかみかい、の計6名だった。
ほとんどが男だが、紅一点神崎さんが入っている。
それは、女性視点でのセンスも必要だろう、という社長の考えを反映しての物だった。
俺と水野さん以外の男は、神崎さんにメロメロで、いつも紅一点の彼女はチヤホヤされていた。
だが、彼女は誰とも付き合おうとはしなかった。
俺は知っていた。
彼女、神崎美佳の視線の先に、九条社長がいつも居る事を…
そんな彼女とテナントの視察で、出向する機会があった。
時間が余ったので、そこらへんのファミレスで食事した。
「ねぇ、東雲君って、真奈の事が好きなんでしょう?」
真奈とは、江波先輩の下の名前だ。
小悪魔な笑顔をぶら下げて聞いてくる彼女に、俺は「さぁ?」とはぐらかした。
「神崎さんこそ、本当は九条社長が好きなんでしょう?