【完結】Dressyに恋をして

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「お客様、こちらのワンピース、今なら3割引ですが、私の権限で5割引に致します。
いかがですか?
お客様の黒髪に映えると思いますよ?」

「…あ、ありがとうございます!
給料日が先で、でも、安いものを探していたんですけど、これなら買えそうです!」

お客様はにこやかに笑って言った。

第1週目の勝負は東雲君に勝敗が上がったようである。

「チッ!
勝手に5割引にするのなんかアリかよ!?」

社長は文句を言う。

「原価は割れていませんから、問題ないと思いますね。
負け犬の遠吠えはみっともないですよ?」

「だ、誰が負け犬だ!
次は絶対に勝つからな!」

社長は言った。

「江波先輩ー♪
明日どこ行きますか?
俺が決めても良いですか!?」

東雲君は尻尾を振ってご機嫌でそう言った。

「う、うん、任せるわ…」

「楽しみですねっ!」

これ見よがしに言う東雲君。

バカ社長!
何で負けるのよ!?

ん?
私、社長を応援してる…の…?

まさか、ね。

そして、その日は店仕舞いして、それぞれの帰路についた。

「江波!
わ、悪い…
次は絶対勝つから!」

そう社長に言われて、私は後ろ向きに頷いた。

はぁぁぁあ…
明日は東雲君とデートかぁ…

何着て行こ?

てか、どこいくんだろ?
LINE来るかな?

そして、マンションに着いた。

その日の夜LINEがあり、映画を見に行く事になった。
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