エリート救命医と身代わり花嫁の再会愛。



「ね……ねぇ、航大くん。何を作ってるの?」

「紅茶だけど……何か、間違えたか?」


 呆れと愛おしさが混じった声で尋ねると、航大くんは子供のように極まり悪そうに眉を下げた。
 その無防備で素直な表情が、あまりにも二年前の彼のままで——張り詰めていた私の心の糸が、ほんの少しだけ音を立てて緩んでいくのを感じた。


「うん、そうだね……貸して。私がやるから」


 私はやかんの煮出された紅茶を茶漉しを使い別々にする。水の量も適当にやっていたから飲む量だけコップに入れて他は大量のため一旦違う容器に入れた。


「これだと、とても苦くて渋いものを飲むことになるからミルクティーにします。ミルクティー飲めましたよね?」

「う、うん」


 雪平鍋に牛乳を計り入れると沸騰する前、泡がぷくぷくと二つくらい出てきたら火を止めた。そこに煮出しすぎた紅茶を入れて蓋をする。



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