従姉の代わりに結婚したら、救急医(元カレ)の執愛に捕まりました。
第6話 染め上げられる
出かけるということで私は楪の家から持たされたワンピースに着替えた。この髪色に合う、麗のような格好だ。
胸元をふんわりと包みこむリボンディテールとプリーツをたっぷりと入れたフレアスカートラインが華やかなビッグリボンシャツに、オフショル風のビッグリボンデザインで麗が好んで着ていた。それでいてお下がりのワンピースだった。姿鏡で確認すると、あぁ私には似合ってないなと思う。だって今まで、こんな派手に肩を出す服なんて着たことなかった。
「落ち着かない……こんなピンク」
なんか落ち着かなくて、カーディガンを探す。唯一持って来れた紺色のカーディガンを着ると姿鏡を見れば、これならきっと大丈夫だ。
「よしっ」
私はカバンにスマホと財布を入れて部屋を出る。出てすぐには航大くんがもう待っていた。
「はるちゃん、そろそろ行ける?」
「うん。待たせてすみませんっ」
「全然待ってないから大丈夫だよ。じゃあ行こう」