従姉の代わりに結婚したら、救急医(元カレ)の執愛に捕まりました。



  ***
 

 それから、美作さんと合流した後にマンションに到着する。


「……本当にありごとうございました、美作さん」


 マンションに到着しその場で別れるのかと思っていたのに、美作さんはお買い物には寄るか聞いてくださって買い物にも着いてきてくれた上に部屋まで運んでくれたのだ。


「よかったらお茶でも飲んで行きませんか?」

「いえ。お気持ちはありがたいのですが、大丈夫です。これは私の仕事なので」

「そうですか。わかりました。今日はありがとうございました」


 美作さんは颯爽と帰っていき、私は買って来たものを冷蔵庫にしまった。そして、早速リクエストのカレーの下準備に取り掛かった。
 航大くんは恋人だった時、豚のブロック肉の角煮カレーが大好きだったので今日もしっかりとブロック肉を購入した。購入した肉を小鍋に入れて水を肉が浸かるくらいまで入れ、臭みをとるとめにネギの青い部分と生姜の輪切りを鍋の中に投入し一緒にお肉が乾かないようにキッチンペーパーで落とし蓋をすると火をつける。
 まずは強火で沸騰させたら、弱火に変えてアクを取って落とし蓋をして一時間半ほどにタイマーをセットすると他の下準備に取り掛かった。カレーに添える玉ねぎやにんじん、茄子を切る。
 一緒に煮込んだほうが楽だけど、航大くんは野菜の素揚げをトッピングしてほしい派なのだ。カレーは肉だけが好みなんだと言っていた。




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