エリート救命医と身代わり花嫁の再会愛。
「すっごいいい匂いだ。あ、角煮!」
「うん。前も好きだって言ってたから」
「覚えていてくれたんだ。ありがとう……美味しそうだ」
テーブルのランチョンマットに乗せてスプーンを並べて、朝作った麦茶をコップに注ぎ置いた。席について手を合わせ、食べ始める。
食べ終えてごちそうさまをすると、お皿を流しに持っていき食洗機へと入れてスタートを押した。
「はるちゃん。明日、もし時間が取れたらどこか二人で出かけようか」
航大くんは私を見てそう言う。
「夫婦になって初めてのデートだ。……君が行きたい場所に、連れて行くよ。どこにいきたい?」
行きたい場所……そんなの、航大くんと行けるならどこでもいい。
「私は航大くんと行けるならどこでも嬉しいよ……楽しみにしてるね」
だって、きっと何回も行けるわけじゃないと思うから。