溺愛センパイとこの雨空の下で。
ーーー
春。
桜は散り、緑がニョキニョキと芽を出し始めた頃。
私は隣にいるそらちゃんのおかげで、あまり新鮮味のない新学期を迎えた。
それでも何処か浮き足立っているのは、まだワックスでピカピカの床と馴染みのないクラスメイトのせいだ。
大掃除してから使ってないであろう深緑の黒板にはいつもより丁寧にチョークを走らせる見慣れた担任。
数ヶ月前の雪がまるで夢だったかのように、暖かい日差しが教室を照りつける中、1ヶ月ぶりに聞く黒板を叩くチョークの音でようやく春休みの終わりを実感した。
キーンコーンカーンコーン
「今日の日直ー!職員会議がすぐにあるから、日誌を机の上に置いておいてくれ。」
慌ただしい一日がようやく終わる。
視線を窓から教室へ戻すと感じる幾つもの視線。
この、好奇に満ちた視線が私は苦手。
すぐに窓へ視線を戻すと隣の席に座るそらちゃんが声をかけてきた。
「時雨、今日日直らしいよ?」
その言葉と共に今度は黒板へ目をやると私の名前が。
私、守咲だよ?どうして「も」の私が日直なんだろう?
そっか、だからこの視線か。
窓側3列目に集う視線の理由が分かった。
春。
桜は散り、緑がニョキニョキと芽を出し始めた頃。
私は隣にいるそらちゃんのおかげで、あまり新鮮味のない新学期を迎えた。
それでも何処か浮き足立っているのは、まだワックスでピカピカの床と馴染みのないクラスメイトのせいだ。
大掃除してから使ってないであろう深緑の黒板にはいつもより丁寧にチョークを走らせる見慣れた担任。
数ヶ月前の雪がまるで夢だったかのように、暖かい日差しが教室を照りつける中、1ヶ月ぶりに聞く黒板を叩くチョークの音でようやく春休みの終わりを実感した。
キーンコーンカーンコーン
「今日の日直ー!職員会議がすぐにあるから、日誌を机の上に置いておいてくれ。」
慌ただしい一日がようやく終わる。
視線を窓から教室へ戻すと感じる幾つもの視線。
この、好奇に満ちた視線が私は苦手。
すぐに窓へ視線を戻すと隣の席に座るそらちゃんが声をかけてきた。
「時雨、今日日直らしいよ?」
その言葉と共に今度は黒板へ目をやると私の名前が。
私、守咲だよ?どうして「も」の私が日直なんだろう?
そっか、だからこの視線か。
窓側3列目に集う視線の理由が分かった。