娘のパパと再会したら今度こそ逃げられません
今となっては朱音にとって三園はもうひとりのお母さんのような存在だ。というより家族とはほぼ絶縁状態の杏奈にとっても、三園は頼れる母のような大切な存在だ。
「あ、入場するみたいよ」
三園のはしゃいだ声に促されて、杏奈は慌てて視線を戻す。
「次は年少さんみんなのダンスです。入園してから一生懸命練習してきました。みんな、がんばろうねー」
園内に響く先生のアナウンスに答えて園児たちが「はーい」と答えると、それを合図に入場の曲が流れ始めた。
「朱音、かわいい」
緊張している様子もなく笑顔で入場する朱音を、杏奈は食い入るように見つめた。
ポニーテールに赤いリボンがばっちり似合っていて、他の誰よりもかわいらしい。
今日も安定の親バカだなと肩をすくめた時、朱音たちがいなくなった入場門の近くに立つ長身の男性に気がついた。
「蓮斗さん……あっ」
「あ、入場するみたいよ」
三園のはしゃいだ声に促されて、杏奈は慌てて視線を戻す。
「次は年少さんみんなのダンスです。入園してから一生懸命練習してきました。みんな、がんばろうねー」
園内に響く先生のアナウンスに答えて園児たちが「はーい」と答えると、それを合図に入場の曲が流れ始めた。
「朱音、かわいい」
緊張している様子もなく笑顔で入場する朱音を、杏奈は食い入るように見つめた。
ポニーテールに赤いリボンがばっちり似合っていて、他の誰よりもかわいらしい。
今日も安定の親バカだなと肩をすくめた時、朱音たちがいなくなった入場門の近くに立つ長身の男性に気がついた。
「蓮斗さん……あっ」