先生、あなたに逢えて幸せでした


陽介に妊娠の話しを出来なくて時間だけが過ぎる。


暦は12月に入りお腹の赤ちゃんも4ヶ月目に入った。


私は今までの自分の努力が無駄になる事も考えたが堕胎の事だけは一度足りとも考えなかった。


まだ未成年。まだ高校生。

まだまだ子供な私だけど今は一人の母親。


お腹の赤ちゃんだけは必ず守り抜くと誓った。


きちんと陽介に話しをしようと決めてキリがいい今週の土曜に話そうと考えていたが予期せぬ訪問者に私は陽介に妊娠して居る事を言えないまま陽介の前から永遠に姿を消す事になった…



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