こもれび日和
食事が落ち着くと、
大人たちがそっとポチ袋を取り出した。

「歩、はいお年玉」
「直もどうぞ」

ポチ袋が両手にずらり。
2人の目はまんまる。

「わぁぁあー!ありがとう!!」

しかし――

「歩、直。
お金は預かっておくからね。あとで一緒に使い道考えようね」
蘭が優しく言うと、

「えぇぇ〜〜〜〜〜……」
「いま使いたいのに……」

2人は同時にしょんぼり。
大人たちはそのあまりの分かりやすさに大笑いした。


外はキラキラと冬の陽ざし。

みんなで羽子板を持って庭に出ると、
歩と直は羽根を追って元気に走り回った。
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