鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
会話が終わってすぐに用意を始める。
寝間着から着替えて、顔を洗って、持ってく物を選んでバッグに入れて。
そしたら家を出る。
今日はママが仕事だからLINEをママに送る。
『ちょっと凛と駅前で遊んでくるね。すぐ帰るから。』
さすがに休憩時間じゃないと見れないだろうからすぐに画面を消して歩き出す。
そして5分前、いつもの集合場所に着いた。
「あ、凛ー!」
「アキ!早いじゃん!」
「おはよう。うん、今日は早かったかも。」
「いつも一分前とかだもんね。」
「お、結構成長じゃん。」
「……えっとどこ行く?」
一瞬気まずい空気が流れたけど、なんとか話の話題をそらす。
「あぁ、ごめんね、ほかの人とも約束してて。」
え?誰だろう。中学校の友達とかかな?ハルだったりして。
「あ、はるとー!」
「え?はると?」
聞き間違いじゃなければ、はるとだよね?あの思い出探しに手伝ってくれた。
「え?誰?」
目の前の人物は前とは違った。
髪が黒から金髮になっていて、あまりにも不思議な感じだった。
だってヤンキーみたいだもん。
そのヤンキーはこっちに手を振って向かってくる。
「よっ、凛、アキ!」