鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
「えぇ、久しぶり……。」
なんか怖いな。私の学校は髪染めちゃいけないから……。
「お、アキ、覚えててくれた?」
「うん、さらに印象が深まったよ……。」
あの凛とはるとのなんだか面白い会話が忘れられない。
あのときはあの場の空気に流されてたけど……今考えてたらそこ?って突っ込むとこ盛りだくさんだったあの会話。
「髪染めたねぇ豪快に。」
「だろ!似合ってるか?」
「いやー、なんだかヤンキーの印象が増えてくよね。」
「えぇ。」
2人のポンポンと続く会話に思わず耳が傾く。
「でも話したらいじられキャラだよね。いじりキャラじゃない。ぜーんぜん、髪と性格が一致しない。」
「ひぇ、毒舌……。」
面白いな……。
前よりは会話スムーズ?
いいや。考えなくって。
「どこ行くか決めよ。」
まだ動かない私たちはどこに行くのかなって気になってそろそろ決めないとって思ったから急かすように聞いた。
「いや、まだ来てない人いるんだよ。」
「え、まだいるの?」
聞いてないんだけど。
凛とはると何を企んでるの?
「おーい、凛、はると、アキ!」
この声……ハル!?