鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
口をつけてみる。
あつ……。
冬にやっぱり肉まんは最強。
かじってみる。そうしたらまだまだ肉のところじゃなくて白のやつだけだった。
でもやっぱり温かさは伝わってきて、最高だった。
ハルなんて無心で食べてるよ。
美味しそうだな……。
ハルを思わず見てしまう。
もう一口、あと一口と食べすすめているハルにどうしても目がいく。
「そんなに見つめられると……はずい」
え!?わかってたの?私が見てること……。
コソコソ見てるつもりだったのに。
「み、みてないよ!」
「ふーん、そっか。」
なんだかよゆーの笑みで。ハルがハルらしいな、って思う。
なんだか言えない。でも少しだけ私と前の接し方に戻ったみたいだったから。
「もういいもん!」
私も肉まんを食べる。
今度は肉のところまでいった。
でも冷めてきちゃってる。早く食べなきゃ!