鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
今度は……想い人として接してくれる日があるのかな?
私は頬をつねった。
少し夢のように感じたから。
夢だと思わないと、なんだかいっぱいいっぱいになっちゃいそう。
でも、その分、幸せで。
ハルが私のこと、好きでいてくれたんだと思うとどうしても嬉しくて。
その分不安があった。
そのためには──ハルの記憶を戻さないといけないから。
でも、私のペースで、ハルに嫌な思いはさせたくない。
だから。
何かできることがないか、手探りで探していこう。
ハルの幸せを考えるために。
「アキ?おーい!」
「あ、ごめん!色々考えちゃってた……。」
「じゃー、アキの話、聞かせてもらっていい?」
「その前に、言わせて!」