鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
あ、生死の間の世界に入るの2回目だ。なんか、いつもハルと一緒に話してたから感覚狂うな。

最初に、生死の間の世界に入った時と同じように、最初に手を入れた。


やっぱり、水の波紋が広がる。


でも、水の感覚は、無い。


……前も、少し思っとけど、生死の間の世界だよ。

私が入っちゃっていいのかな。



そんな事考えてたら、花火大会楽しめなくなるよ!

アキ、このことは、忘れるんだ。


足を、片方入れる。そして、頭、もうひとつの足を入れると同時に、全身入った。



体は、濡れてない。



花火大会、楽しみ!……やっぱり、気になる。忘れようとしたのに……!


「ハル生死の間の世界って、私が入っていい所?」


あー、聞いちゃった。




あれっ?ハル、返事してくれない。なんか、気づいちゃったか。みたいな顔してる。



「えっと……。



話すよ。」




「やった!」




「ただし、花火大会のあとな。」




う、嘘。

まぁ嘘では無いんだろうけど。


言ってくれるまで、私は待つ。これが、今の最善策。



「わかった。じゃあ、心の準備ができるね!」



「……ありがと。」



「じゃあ、会場いこっか?」



ハルは、小さく頷いてくれた。


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