復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!
【3章】波乱の学園生活〜ピュアな執着は続くよどこまでも〜
20.学園入学の朝に
(ああ、ついにここまで来てしまった)
鏡の前の自分と向き合いながらそんなことを思う。
現世のわたしは前世の享年を超え、十六歳へと成長した。
黄緑色の髪の毛は腰のあたりまで伸び、エメラルドみたいな瞳はさらに大きく輝きを増したと評判だ。身長は157センチメートルで止まってしまったけど、前世でいうモデル体型だし、なによりとんでもない美少女なので、どんなドレスを着ても様になるしすごく楽しい。
(でも、未だにアインハードの婚約者には選ばれていないのよね……)
はあ、とため息をつきながらわたしはゆっくりと目をつぶった。
二つ年上のアインハードは現在十八歳。ここに至るまでの五年間、わたしは彼と文通を続けてきた。
だけど、実際に顔を合わせたのはほんの数回だし、わたしの隣には毎回ゼリックがいた。王家主催の夜会も、若手だけが参加できる魔術大会も、二人だけのお茶会を企画しても毎回、毎回。こんな調子だから、わたしたちの仲は当然進展するはずもなく、ただのお友達という状態が続いている。
(でも、今日からは違う)
だって、今日からわたしもアインハードと同じ王立学園に通うんだもの。
鏡の前の自分と向き合いながらそんなことを思う。
現世のわたしは前世の享年を超え、十六歳へと成長した。
黄緑色の髪の毛は腰のあたりまで伸び、エメラルドみたいな瞳はさらに大きく輝きを増したと評判だ。身長は157センチメートルで止まってしまったけど、前世でいうモデル体型だし、なによりとんでもない美少女なので、どんなドレスを着ても様になるしすごく楽しい。
(でも、未だにアインハードの婚約者には選ばれていないのよね……)
はあ、とため息をつきながらわたしはゆっくりと目をつぶった。
二つ年上のアインハードは現在十八歳。ここに至るまでの五年間、わたしは彼と文通を続けてきた。
だけど、実際に顔を合わせたのはほんの数回だし、わたしの隣には毎回ゼリックがいた。王家主催の夜会も、若手だけが参加できる魔術大会も、二人だけのお茶会を企画しても毎回、毎回。こんな調子だから、わたしたちの仲は当然進展するはずもなく、ただのお友達という状態が続いている。
(でも、今日からは違う)
だって、今日からわたしもアインハードと同じ王立学園に通うんだもの。