契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
 ひなたと私の会話に驚いている緋色さんを横目に、私達は食卓についた。
 今日はパーティーでは何も食べられないと予想していたから、食事は作っておいた。

 ひなたのリクエストでハンバーグだ。

「子供というのは、こんなに急に話せるようになるものなのか? 日陰が沢山ひなたに話し掛けてくれたおかげだな」
 耳元で嬉しそうにいう緋色さんの言葉がくすぐったい。

「いえいえ、緋色さん。ひなたの溜め込んだ言葉が出てきただけですよ。そういえば、ひなたを来年度から幼稚園に行かせようと思うのですが大丈夫ですか?」

「そう、僕、行きたい幼稚園があるんだ」
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