契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
「毒なんか入ってないわよ。ワインを飲まないなんて妊娠でもしているの? アバズレの娘はやっぱりアバズレね。白川社長といつから出来てたのよ。あんたみたいな下賎な女が結婚できる男じゃないでしょ」
「アバズレは陽子でしょ。人の夫の前でパンツ脱がないでくれる? 恥ずかしい女!」

 私は目に力を入れて言い返すと、思いっきり陽子が私を引っ叩いてきた。

 私もやり返したいけれど、男達に椅子に押さえつけられて手を拘束されてしまって動けない。
 そのような私を感情を無くしたような目で見つめる綾野先輩に心底ガッカリした。

「ワインが飲めないなら、お水を用意しましょうか」
 水が目の前に用意される。

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