契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
「小笠原製薬は、根っから腐った小笠原一族が責任をとって破滅すれば良いと思います。今時、世襲企業なんて古いと思いますし⋯⋯ただ、会社が打撃を受けることで困る社員さんはどうしたら助けられるでしょうか?」
私の言葉になぜだか緋色と森田さんが顔を見合わせている。
(あっ! 森田食品もバリバリの世襲企業だった!)
私は思わず口を手に当てると、森田さんが笑い出した。
「今回、俺は森田家の息子じゃなくて、唯の森田蓮として戦うつもりなんだ。だから、日陰さんは俺のことを蓮ってこれからは呼ぶんだよ」
「はい、蓮さん」
呼べと言われたから、呼んだのに彼はなぜだか照れて赤くなった。
私の言葉になぜだか緋色と森田さんが顔を見合わせている。
(あっ! 森田食品もバリバリの世襲企業だった!)
私は思わず口を手に当てると、森田さんが笑い出した。
「今回、俺は森田家の息子じゃなくて、唯の森田蓮として戦うつもりなんだ。だから、日陰さんは俺のことを蓮ってこれからは呼ぶんだよ」
「はい、蓮さん」
呼べと言われたから、呼んだのに彼はなぜだか照れて赤くなった。