契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
 失恋した私に親友のように寄り添ってくれて、彼と私の付き合いは始まった。

 彼に裏切られたと思い怒りが込み上げた日もあったが、彼は私のために動いてくれたと言うことだ。
(もしかして式を挙げたくないないって言ったのも、陽子を下手に刺激しないため?)

「勇、ちゃんとご飯食べてる? 沐浴はしたりしてるの?」
 いつも私のことを心配してくれている彼を私は信用していた。
 そして未だ日本に一時帰国さえ危険でできない彼のことが私は心配で仕方がない。

「日陰⋯⋯インドだからってガンジス川で沐浴してると思ってる? ちゃんと大きい浴槽のある家を白川社長は用意してくれているよ」
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