契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
「情けないことに存じ上げませんでした。社内の体制を一新する為には私よりふさわしい方を社長に据えることも考えました。しかし、私は父の罪と向き合って、会社を変えていきたいと思っています」

 会見場の外が騒がしくなってきた。

 おそらく、怒り狂った父と小笠原社長が会見場の場所を割り出し突撃してきたのだろう。
 彼らの注意を日陰さんの結婚式ではなく、こちらに引けて良かった。

 俺の合図に応じて司会進行役が終了の合図を告げる。

「皆様、今後生まれ変わった森田食品を見て頂けるように、誠心誠意努力致します。では、失礼します」

 ざっと、20分の会見。
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