百花の印

エピローグ

ある晴れた日の朝。寧和国皇后、双月歌(そうげつか)がため息をついた。
「皇后さま、どうかなさいましたか」
侍女の緑梅(りょくばい)が尋ねる。
「、、、今日は雪花選び(せっかえらび)でしょう」
月歌は何もない空をみつめながら独り言のように答える。
「ご心配なさらずとも、第4皇子と第7皇子のお后様は無事に選ばれますよ。」
緑梅の励ましに月歌はフッと寂しそうに笑った。
「本当に雲一つない空だこと。、、、、、これは幸福か、災いかどちらなのかしらね」
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