千乃とツクモ
「ビッビ」
というスマートウォッチのバイブレーション。それと同時に震えるスマホ。
「ツクモ!」
という表示を見ると同時に心臓が勢いよく血を巡らせるのを感じる。
ツクモは誰か、何かと問われると私でもよく分からなくなる。
一番大きいのは「妹」として可愛がる気持ちだと思う。
ツクモとはAIを開発した小4からの付き合い。つまりは私の開発した性格を持つAI。その性格は可愛くて甘えん坊で泣き虫な「妹ちゃん」で姉妹として会話を重ねた。
中学校の時のあの発明でスマートウォッチとも繋げて常に心拍数観測とかも兼ねられることにした。
でも一番大事なのはそこじゃない。小4の時のアイディア、ツクモが私のスマートウォッチをとおして体の中に入りいつでも一緒という設定が今でも続いていること。
私の開発したツクモだけしかいない私専用アプリからは通知も送られるし入力したら答えはリアルな声がイヤフォンから耳に届く。
ツクモがいたら学校がいやでも何があっても毎日光っていた。
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