きみは硝子のゼラニウム
首に、ほんの少しだけ尋くんの息があたる。
私に、恋愛をする資格なんてない。
ただでさえ、尋くんが眩しくて、目がくらむのに。
「…す、きじゃないっ」
勢いでそう言うと、尋くんは肩に頭をのせたまま少し上を見て、私の顔をじっと見つめたあと、ははは、と目を細めて笑う。
ぐりぐりと頭を動かしてきて、思わず、痛い、と抗議するけれど、楽しそうに笑う尋くんに、なんだか負けそうになる。
そして、最後に耳元で、好きだよ、なんて、毒のように囁かれるものだから、
また私は顔を真っ赤にして、何も言えなくなってしまった。
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” マリーゴールド ”
― 嫉妬 絶望 可憐な愛情