きみは硝子のゼラニウム




に、二回目……!



「ひなの家、二回目だな」


「……!」



尋くんがお家にいるの、二回目だ。

前に来たときのこと、ちゃんと覚えてる。でも今日は、あのときとは全然違う。


リビングのソファに並んで座りながら、私は変に姿勢を正したまま、背もたれに体を預けることすらできないでいる。

落ち着かなくて、どうしていいかわからなくて、手の置き場にも困るし、視線も定まらない。


泊まるってことは、お風呂も入るし、ご飯も食べるってことだよね……!?


頭の中で現実を一つひとつ確認するたびに、どんどん顔が熱くなっていく。


前回とは訳が違う。

あのときは、ただ寂しくて、離れたくなくて、それだけだった。


でも今日は………。



「ひーな。緊張してる?」



ひざに腕を置いて、ぐっと距離を詰めながら私の顔を覗き込んでくる尋くん。

その近さに、一瞬で心臓が跳ね上がる。


なんでこんなにかっこいいの……?


前からそうだったけど、なんだか少しだけ雰囲気が変わった気がする。



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