【完】きみは硝子のゼラニウム




でも、ふたりの反応は予想と少し違っていた。


へ~!と、なぜかキラキラした目で、じっと私を見ている。



「めっちゃ綺麗な顔してんね」


「それな。これなら納得」


「えっと…」



——き、綺麗……!?私が…!?

な、納得ってなに…?何に納得したの……?



褒められることに慣れてないし、こんなことをさらっと言ってきたのは、今まで尋くんくらいで、それだって心臓がもたなくてパニックだったのに。

だから、どう反応すれば正解なのかわからない。笑えばいいの?否定すればいいの?それともお礼?

顔が熱い。絶対赤い。


あたふたしているのが自分でもわかるくらい挙動不審な私を見かねたのか、次の瞬間、視界がふっと遮られた。

サッと、私を自分の後ろに隠すみたいに、尋くんの背中が視界いっぱいになる。



「これ以上見んの禁止。俺のだからやめて」


「……っ、」



い、今、なんて……?俺の、って…?


鼓動が一気に跳ね上がる。どくん、どくん、どくんって、うるさいくらい胸を叩く音。



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