君となら地獄を見たい
それから、わたしたちは止まらなかった。
寿砂が動く度にわたしは声を上げ、恥ずかしさすら忘れてしまっていた。
何かが押し寄せてくるような感覚に「ダメっ···っ!!!」と声に出した瞬間、わたしの身体は激しく波打ち、一気に身体が脱力した。
今のは、何?これがイクってこと?
そう感じたが、それさえ考える隙を与えてくれない寿砂は、動きを止めることなく、わたしの奥を突き上げ続けた。
「ああっ···もうダメ···無理ッ······んっ····!」
「俺はまだイッてないよ?」
意地悪を言ってくる寿砂は、わたしの唇を塞ぎながら動き続けた。
しかし、意地悪をされているにも関わらず、やめてほしいなんて思わなかった。
わたしは狂ってしまったのか?と自分で感じてしまう程だ。
わたしは寿砂の首に腕を回し、寿砂にしがみつきながら、寿砂を受け止め続けた。
ただの快感だけではない。
愛おしい、愛情を感じる。
心が満たされてゆく···――――
寿砂はわたしの耳元で「俺も、もう無理だ···っ·····」と囁くと、グッと突き上げた後で動きを止め、わたしをギュッと抱き締めた。
二人で息を切らしながら、しばらくの間、わたしたちは抱き合ったままでいた。
そして寿砂は崩れ落ちるように、わたしの横に寝転がり、わたしを見つめながら「最高に疲れた。」と言って笑っていた。
「汗びっしょり。」
わたしはそう言って、汗が流れる寿砂の顔を指先で拭った。
すると寿砂は、ベッドに横になったままわたしを抱き寄せ、腕枕をするようにギュッと強く抱き締めてくれた。
「夏菜、ありがとう。俺···幸せだ。もう死んでもいい。」
「わたしも幸せだよ。でも、まだ死んじゃダメ。」
そう言って、笑い合うわたしたちは、しばらくそのまま幸せの余韻に浸っていた。
そしてその夜、わたしは寿砂と離れられず、そのまま寿砂の部屋で、寿砂のベッドで寿砂と一緒に眠りについた。
今この瞬間で、時が止まってしまえばいいのに···――――
わたしは本気でそう思った。