君となら地獄を見たい
「はあ?!久しぶりに戻って来たってのに、何だテメェ!」
「あんたは筋肉の塊なんだから、床にでも座ってなさいよ!」
「うるせー!お前なんて、胸に無駄な脂肪の塊なんかつけてやがるじゃねーか!」
「これは本物なの!天然なの!別に無駄につけてるわけじゃないから!」
「へっ!どうだか。」
「嘘じゃないわよ!!!Gカップあるんだから!!!」
激しい言い合いをする刃牙さんと堕璃さん。
しかし、この二人は会えばいつもこの調子なので、特に誰も止めようとはしない。
するとそこへ、「えぇー!堕璃さんって、Gカップもあるのぉ?!」と興味津々に綱海さんが近付いて行った。
「えっ!触らせて触らせてぇ!」
堕璃さんの隣に座りながら、ワクワクした様子で綱海さんは言う。
堕璃さんは満更でもない様子で「いいわよ!」と言っていた。
「じゃあ、失礼します!」
そう言って、堕璃さんの胸を大胆に揉み出す綱海さん。
その光景にボスと寿砂は、目のやり場に困り、顔を背けていた。
「わあ!柔らかっ!凄い!マシュマロみたい!」
大胆に堕璃さんの胸を揉む綱海さんの姿に、なぜかわたしまで恥ずかしくなってくる。
しかし、堕璃さん本人は全く嫌がる様子もなく、「でしょ〜?」と自信に満ちていた。
(確かに堕璃さんの胸は大きいもんなぁ。でも、わたしは······)
そんな事を思いながら、チラッと自分の胸に視線を落とす。
レギュラーサイズであるわたしは、大きいわけでも小さ過ぎるわけでもないが、やはり男性は胸が大きい方が嬉しいのだろうか。
寿砂との昨夜の事がある為、(寿砂は、こんな胸でガッカリしなかったかな。)と少し不安になってしまう自分がいた。
「さぁ、皆さん!お昼ご飯出来ましたよー!」
そう言って、何とも言えない雰囲気を変えてくれたのは一閃くんだった。
「簡単に食べれるようにサンドイッチにしました!バジルチキンにレタスとトマトを挟んでます!」
作ったサンドイッチをたくさん盛り付けた大皿をソファー前のテーブルへと運んで行く一閃くん。
それを見たみんなは「おぉ!」「美味そー!」「見たらお腹空いてきたぁ!」と、昼食モードへと入っていった。
「一閃の料理、久しぶりだなぁ!」
そう言って喜ぶボスに、一閃くんは「料理って言える程のものじゃないですけどね!」と謙虚に言った。
「そんなことねーよ!いつもありがとな!」
ボスの言葉に一閃くんは嬉しそうに微笑むと「まだあるので、たくさん食べてくださいね!」と言った。
そして全員でテーブルを囲んだわたしたちは、これが最後になるかもしれない昼食に「いただきます!」と手を合わせて言った。