佐倉くん、好きじゃないのにその気にしないで
い、意外だ……!
「意外……」
「よく言われるよ。羽衣ちゃんは?」
「私には弟がいるよ」
「反対だね」

二人で笑い合った。
さっきのモヤモヤが嘘のようだ。

どうしようもなく楽しい。
あっという間に順番が来て、餌をもらう。

カワウソの名前はライちゃん。
「ライちゃーんっ。きゃーっ、かわいいっ……!」

愛らしい目がキュルキュル……っ!
佐倉くんも夢中になっている。

楽しんでる……!よかった……!
胸の中が幸せな気持ちが溢れ出し、ライちゃんを撫でた。
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