あの日の約束をもう一度
約束
 夏の終わり。

 私達は花火を見に行った。

 そして”約束”をした。

「また来年も一緒に見に行こうね!」

「もちろん」

「じゃあ、約束!…ほら、小指出して」


 そう言うと彼は、はいと言いながら小指を出した。

 彼というのは天龍寺(テンリュウジ) 琥珀(コハク)。

 私の彼氏である。

 そして私の名前は天月(アマツキ) 日葵(ヒマリ)。


「…また来年も一緒に来ること。やーくそく!」


 と言いながら小指を上下に動かして約束をした。

 約束をした瞬間に空いっぱいに大きな花火が上がった。



「…きれい」

「花火っていつ見てもきれいだし、落ち着くよな」

「”忘れたくても忘れられない”そんな感じじゃない?」

「だな」

 その後も私達は終了まで花火を見続けた。
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