あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
2人は立ち上がり、徳次は登喜代に声を掛けると、登喜代が奥から出て来た。
「お母さん、瑞穂のことでご迷惑をかけてすみません。ここに来て気持ちの整理がついたと思います。ありがとうございます」
「徳次さん、瑞穂は・・・」
「帰ったら寂しいと思いますが・・・お母さんさえよければ、いつでも東京に来て下さい。じゃあ、晴之君、帰ろうか」
徳次は晴之を連れて、そのまま帰って行った。
どうしよう・・・今週中だなんて・・・瑞穂は呆然と立ち尽くしていた。
2階で話を聞いていた瑠宇斗は、しばらく考えたあと自分の感情を心の奥にしまい、
「瑞穂、今帰って来たよ」
と、何事も無かったように笑顔で言葉をかけた。
「瑠宇斗さん!お、お帰りなさい!早かったですね・・・」
瑠宇斗は、いつものように瑞穂の頭を撫でようとした手を止めて拳を握り、
「登喜代さんにも挨拶してくるよ」
そう言うと、厨房の方へ向かった。
瑞穂は瑠宇斗が奥から戻って来るのを待っていると、
「こんにちは」
と、今日も藤野が店に入って来た。
「藤野さん・・・いらっしゃいませ。空いてるお席にどうぞ」
「はい」
藤野が店の端の席に座ろうとした時、
「あぁ、これは藤野さん、いらっしゃい」
登喜代に挨拶を済ませた瑠宇斗が店に戻って来た。
「あっ!こんにちは!良かったです。瑠宇斗さんが今日の何時頃帰ってくるのか聞くのを忘れて・・・あの・・・少しお話があって・・・」
「何でしょう?」
「あの・・・瑠宇斗さんだけとお話がしたくて・・・」
「今仕事中ですし・・・お話ならここで」
「分かりました。じゃあ・・・山を案内してもらうことは出来ますか?」
「えぇ、それなら・・・」
「ではお願いします」
「瑞穂、店は頼んだよ」
そして、2人はそのまま店を出て行った。
少し恥じらいながら瑠宇斗を見上げる藤野は、誰が見ても好意を持っているのが分かる。嫉妬で胸が締め付けられて、苦しい・・・
「あっ、ここで休憩しようよ」
「そうね!」
「い、いらっしゃいませ、どうぞ」
瑞穂の気持ちとは関係なく、お客さんはやって来る。瑞穂は胸がザワつくのを抑えながら、笑顔を作って対応した。
「お母さん、瑞穂のことでご迷惑をかけてすみません。ここに来て気持ちの整理がついたと思います。ありがとうございます」
「徳次さん、瑞穂は・・・」
「帰ったら寂しいと思いますが・・・お母さんさえよければ、いつでも東京に来て下さい。じゃあ、晴之君、帰ろうか」
徳次は晴之を連れて、そのまま帰って行った。
どうしよう・・・今週中だなんて・・・瑞穂は呆然と立ち尽くしていた。
2階で話を聞いていた瑠宇斗は、しばらく考えたあと自分の感情を心の奥にしまい、
「瑞穂、今帰って来たよ」
と、何事も無かったように笑顔で言葉をかけた。
「瑠宇斗さん!お、お帰りなさい!早かったですね・・・」
瑠宇斗は、いつものように瑞穂の頭を撫でようとした手を止めて拳を握り、
「登喜代さんにも挨拶してくるよ」
そう言うと、厨房の方へ向かった。
瑞穂は瑠宇斗が奥から戻って来るのを待っていると、
「こんにちは」
と、今日も藤野が店に入って来た。
「藤野さん・・・いらっしゃいませ。空いてるお席にどうぞ」
「はい」
藤野が店の端の席に座ろうとした時、
「あぁ、これは藤野さん、いらっしゃい」
登喜代に挨拶を済ませた瑠宇斗が店に戻って来た。
「あっ!こんにちは!良かったです。瑠宇斗さんが今日の何時頃帰ってくるのか聞くのを忘れて・・・あの・・・少しお話があって・・・」
「何でしょう?」
「あの・・・瑠宇斗さんだけとお話がしたくて・・・」
「今仕事中ですし・・・お話ならここで」
「分かりました。じゃあ・・・山を案内してもらうことは出来ますか?」
「えぇ、それなら・・・」
「ではお願いします」
「瑞穂、店は頼んだよ」
そして、2人はそのまま店を出て行った。
少し恥じらいながら瑠宇斗を見上げる藤野は、誰が見ても好意を持っているのが分かる。嫉妬で胸が締め付けられて、苦しい・・・
「あっ、ここで休憩しようよ」
「そうね!」
「い、いらっしゃいませ、どうぞ」
瑞穂の気持ちとは関係なく、お客さんはやって来る。瑞穂は胸がザワつくのを抑えながら、笑顔を作って対応した。