あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
「瑞穂の好きな人は、一緒にいたい人は瑠宇斗君。そして、これが瑞穂の求める幸せなのよ」
登喜代はタンスからくしゃくしゃになった紙を取り出し、瑠宇斗に手渡した。瑠宇斗はそれを広げると目を潤ませた。
「それね、瑞穂が帰ったあと掃除をしていたら、ゴミ箱に捨ててあったの。下手な絵よね。でも凄く愛情が詰まってる」
そこに描かれた、桜の木の下に立っている男女には、『私』と『瑠宇斗さん』とそれぞれ書いてあり、2人の間には、小さな男の子と女の子がいて、みんな笑顔で手を繋いでいた。
「俺は・・・瑞穂のことを思って・・・でも、何も分かってなかった・・・」
「うちの息子も勿論、瑞穂のことを考えてのことよ。でもね、最後に決めるのは瑞穂自身なのよ」
登喜代は、優しく微笑んだ。
「もう一度聞くわよ。瑠宇斗君の気持ちを教えて?私は瑞穂のおばあちゃんであり、瑠宇斗君の理解者だと思っているのよ」
「俺は・・・瑞穂のそばにいたい・・・人間として・・・瑞穂と生涯を共に過ごしたい・・・」
瑠宇斗は神使のあやかし銀狼ではなく、ひとりの男として、本心を伝えた。
「その気持ち、瑞穂と神様に伝えてみたら?まずはそこからよ。後はなるようになる!やってみましょう!」
「・・・はい、ありがとうございます、登喜代さん」
「嬉しいわ!瑠宇斗君が私の孫になることを楽しみにしてる!」
「では、失礼します」
瑠宇斗はあやかしに変化し、登喜代の前に姿を見せた。
「シルバーロード・・・瑠宇斗君。ここがそう言われるのは、あなたが頑張ってきた証よ」
瑠宇斗が頭を下げると、登喜代はゆっくりと頭を撫でた。
「実は私、5年前に1度、銀狼の瑠宇斗君と会ったのよ。知らない振りをしていたけど、夜道を歩く私の後ろを心配そうに見守ってくれていたのよ。ずっと山を、この町を守ってくれてありがとう」
アクアマリンのようなブルーの目は優しく登喜代を見つめ、もう一度頭を下げると、壁をすり抜けて出て行った。
「瑠宇斗君・・・頑張って・・・」
登喜代はタンスからくしゃくしゃになった紙を取り出し、瑠宇斗に手渡した。瑠宇斗はそれを広げると目を潤ませた。
「それね、瑞穂が帰ったあと掃除をしていたら、ゴミ箱に捨ててあったの。下手な絵よね。でも凄く愛情が詰まってる」
そこに描かれた、桜の木の下に立っている男女には、『私』と『瑠宇斗さん』とそれぞれ書いてあり、2人の間には、小さな男の子と女の子がいて、みんな笑顔で手を繋いでいた。
「俺は・・・瑞穂のことを思って・・・でも、何も分かってなかった・・・」
「うちの息子も勿論、瑞穂のことを考えてのことよ。でもね、最後に決めるのは瑞穂自身なのよ」
登喜代は、優しく微笑んだ。
「もう一度聞くわよ。瑠宇斗君の気持ちを教えて?私は瑞穂のおばあちゃんであり、瑠宇斗君の理解者だと思っているのよ」
「俺は・・・瑞穂のそばにいたい・・・人間として・・・瑞穂と生涯を共に過ごしたい・・・」
瑠宇斗は神使のあやかし銀狼ではなく、ひとりの男として、本心を伝えた。
「その気持ち、瑞穂と神様に伝えてみたら?まずはそこからよ。後はなるようになる!やってみましょう!」
「・・・はい、ありがとうございます、登喜代さん」
「嬉しいわ!瑠宇斗君が私の孫になることを楽しみにしてる!」
「では、失礼します」
瑠宇斗はあやかしに変化し、登喜代の前に姿を見せた。
「シルバーロード・・・瑠宇斗君。ここがそう言われるのは、あなたが頑張ってきた証よ」
瑠宇斗が頭を下げると、登喜代はゆっくりと頭を撫でた。
「実は私、5年前に1度、銀狼の瑠宇斗君と会ったのよ。知らない振りをしていたけど、夜道を歩く私の後ろを心配そうに見守ってくれていたのよ。ずっと山を、この町を守ってくれてありがとう」
アクアマリンのようなブルーの目は優しく登喜代を見つめ、もう一度頭を下げると、壁をすり抜けて出て行った。
「瑠宇斗君・・・頑張って・・・」