あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
 🐺🐺🐺
 翌日、瑞穂が駅に着くと、瑠宇斗と百花と信司が待っていた。
 「瑞穂、ありがとう。戻って来てくれて」
 瑠宇斗は改札から出て来た瑞穂をギュッと抱きしめた。
 「る、瑠宇斗さん・・・く、苦しいです・・・」
 「あっ、すまない。嬉しすぎて・・・」
 「ちょっと!私達がいるのをお忘れですか?おふたりさん」
 「じゃあ、百花さん、僕達も」
 信司が百花に抱きつこうとすると、手を払われた。
 「百花さん、信ちゃんもありがとう・・・」
 「まったく、お付きの瑞穂がいないと、ときよ屋に行っても面白くないのよね」
 「百花さん、からかう相手がいないから寂しいって言ってたよ」
 「余計な事言わないでよ、信司」
 「本当のことでしょ?2人は僕達にとって大切な存在だ・・・」
 2人は見つめ合い、信司は百花の肩を抱いた。
 「瑞穂・・・私にとってあなた達は希望なの」
 「瑞穂ちゃん、僕は周りに何を言われようと、百花さんと一緒に生きて行く覚悟をしているんだ。瑞穂ちゃんもそうだろ?」
 「うん、もちろん!」
 「僕も近いうちに、親に百花さんを紹介するつもりなんだ」
 「私達、またときよ屋に行くから・・・いつ行くか分からないわ。1か月先かも、もしかして1年先かも知れないわよ。でも・・・必ずお店にいてね」
 「・・・はいっ!待ってますから!」
 「じゃあ、瑠宇斗、瑞穂。頑張って」
 2人は手を振りながら、駅に向かって姿を消した。
 「今から喜見之神様に会いにいくらしい」
 「百花さんの神様に?」
 「2人が付き合ってること伝えに行くって」
 「・・・そうですか。良かった・・・」
 「さぁ・・・俺達も行こうか。癒怒之神様の所に・・・」
 「はい・・・」
< 136 / 192 >

この作品をシェア

pagetop